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カウンセリングを記事にしてもらって

 初めてカウンセリングを記事にしてもらった。他人と話すことについて「こういうときはこうしたら良い」というようなテクニックは馬鹿らしいものだと思っている。テクニックを身につけるというよりも、自分自身の言葉や振る舞いを思い出しながら、見落としていたものに気づいていくことで上手になるように思う。そうしていくと、必要なものを必要な分だけ身につけられるというか、そんな感じがある。テクニックを身につけようとすると、どこか自分に合っていないものがとってつけられたような感じがして、全体として歪になってしまう。本人は努力したつもりがあり、うまくなっているような気がしやすいけど、他人から見るとそれは却って遠回りをしているように見えることが多い。とはいえ、うまくなりたいと望めば、より多くを望んでしまうのが人間である。カウンセリングを学び始めたときには「心理学の本を読まずに、目の前のものをよく感じて、小説を読んだり、映画を観たりしなさい」と先生に言われながらも、心理療法の本を読んだり、催眠術を学びに行ったりしてしまったものだった。それも仕方ない。

 そんなことばかり考えていると、他人と話すのが億劫になってくる。僕は極端に振れてしまい易く、他人と話す必要なんてないのではないかと思ってしまうこともある。それでじっと考え事をしたり、本を読んだり、原稿を書いたりしていた。カウンセリングのワークショップをして、来てくれた人たち同士の会話を聞いたり、僕の話を聞いてもらったりしていると、引きこもっていたせいもあってか、色んなことを思う。そういうことがあると、あぁ人と話すのは良いことだなと思う。それからまたそのときのことを思い返していると、自分が見落としていたことが見えてくる。会話において「こういうときはこう」というものを決めてしまうと新しいことが見つけられなくなる。そうなると、そのときどきにおいて、見落としてしまっていたものを少しずつ拾っていくというのが最も簡単で、効率の良いことのように思える。

 以下、カウンセリングの記事です。クライアントの方と話しています。
自分の本音を知ることで、苦手な人とも話ができるようになる
いくところまでいったのに「もう一度会おう」と言ったら拒否された理由とは
相手を引かせず、惹きつける ネガティブワードの使い方

 あと、紀伊國屋書店新宿本店三階レジ前にて、「都市で生き延びるあなたに――”セラピー”と”ボディーワーク”何ができるか」というテーマで僕が選んだ本を一つの棚に並べていただいています。それぞれの本の中の好きな文章を抜き出してポップに書いているので、よかったら見てみてください。2月4日までです。